ミカルディスジェネリックの成分テルミサルタン

ミカルディスの主成分はテルミサルタンで、降圧剤つまり血圧を下げる薬です。
アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)という種類に属していて、ミカルディスなどのARBは血圧を降下することはもちろん心臓や腎臓といった臓器を保護する働きもあるので臓器障害を患っている人にも適しています。
ARBは「アンジオテンシンII」という作用をブロックすることにより血圧を下げる仕組みになっています。
アンジオテンシンIIは血圧を向上させる作用が強いのでこれをブロックすることで血圧をダウンすることが可能です。
ARBの特徴として血糖値や尿酸値の改善を期待することができたり、作用時間が長くしっかり効くことができます。

ミカルディスの半減期はだいたい20時間で、ARBの中では最長クラスになるでしょう。
ミカルディスは長期間効くARBで血圧は一時的に降下するのではなく、一日を通してきちんと下げることが大切です。

特に早朝や夜間などの時間帯は血圧が上がりやすいのでこの時間帯に血圧を下げてくれる薬は理想的な降圧剤だと言えるでしょう。
血糖値を下げたり糖尿病も改善させる作用があり、作用はそれほど強くはないので単独で糖尿病などの治療に使われませんが糖尿病と高血圧などを合併している人に向いています。
血管拡張作用のあるプロスタグランジンの合成などを阻害するので、降圧薬の血圧降下作用も減弱することが可能です。

妊娠中にミカルディスは利用されないのでもし妊娠の可能性があるなら受診し、確定検査を受けると良いでしょう。
特に飲みはじめにおいてめまいや立ちくらみなどを起こしやすく、急に立ち上がらないでゆっくり動くことをおすすめします。

車の運転や高所といった危険な作業には十分注意が必要です。
いくつか副作用があり、身体のだるさやめまい・頭痛などがあげられますが、これらの症状は次第に慣れてくるのでそれほど心配はいりませんが症状が酷い場合は医師に相談しましょう。

高血圧以外に心不全や糖尿病性腎症にも効果あり

有効成分テルミサルタンの働きで血管を収縮させるアンジオテンシンIIが受容体と結合するのをブロックし、血管を拡張して降圧するミカルディス。
ARBことアンジオテンシンII受容体拮抗薬グループの中でも比較的新しく登場した第2世代に属する薬です。
ARBが持つ優れた効能や安全性がさらに高められているミカルディスは、心臓や腎臓の機能がアンジオテンシンIIの影響で低下するのを抑える作用も持っています。
そのことから高血圧症だけでなく心不全や糖尿病性腎症の治療にも役立てられる降圧剤となっています。

ミカルディスの有効成分テルミサルタンが阻害するアンジオテンシンIIは、受容体と結合することによって血圧上昇を行うだけでなく心臓や腎臓の筋肉の線維化も促進します。
線維化が進んでしまうと臓器の組織が硬くなって働きを低下させてしまうため、心臓では心不全リスクが上昇し、腎臓では腎硬化症、糖尿病性腎症等を経て腎不全に陥る危険が増します。
線維化の元凶アンジオテンシンIIの働きをブロックするミカルディスは血圧降下に有効であると共に、心臓や腎臓が重篤な合併症を起こすことも防ぐ効果を持っていることになります。

ミカルディスを含むARBグループの薬は高血圧治療だけでなく心不全に対しての第一選択薬にもなっており、心肥大患者への投与で心肥大の抑制を認めたことが報告されています。
ARBが誇る強力な降圧作用自体が腎臓を保護することにも繋がるため、線維化を抑制しながら腎不全を防ぐ薬として腎不全に対する第一選択薬でもあります。
血糖値を低下させる働きも持つミカルディスは糖尿病の改善にも効果を持つことから、糖尿病の合併症である糖尿病性腎症の発症を予防することにも役立つ薬です。

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