高血圧予防の食事が痛風改善にも効果あり

高血圧を予防するための食事は痛風改善にも効果が期待できます。
高血圧の予防や改善するために考えられたDASHダイエットがありますが、このDASHダイエットは痛風の予防にもなります。
DASHダイエットのDASHは高血圧を防ぐ食事方法の略語で、米国立心肺血液研究所が中心となって考案されたダイエット方法です。
このダイエットを実行している人は、脳卒中や心筋梗塞などの発症が低下し、高血圧だけではなく糖尿病や脂質異常症にも効果的です。

また血中尿酸値も低下させるので痛風の予防や改善にも効果があると病院での研究で明らかになっています。
痛風は贅沢な食生活をしている人の病気という印象があると思います。
しかし最近は若年層や女性にも増加している病気で、女性であれば女性ホルモンの減少の影響で尿酸値が上昇しやすくなります。
痛風の原因は尿酸ですが、尿酸は体内で核酸から作られますが、生成と排出のバランスが正常であれば尿酸値は一定です。
何らかの理由で尿酸が過剰に作られたり、排出される量が減るなどで血中の尿酸量が増えて濃度が濃くなり、溶けきれない尿酸が関節の中で結晶化して沈着し蓄積していきます。

DASHダイエットのやり方はとても簡単なので毎日の食事で取り入れることができます。
やり方は、塩分を控える、不飽和脂肪酸を摂る、毎日野菜を十分食べる、低脂肪乳を選ぶ、玄米や全粒粉を食べ糖質を控えてナッツ類を食べることです。
不飽和脂肪酸を摂るには植物油を摂って、不飽和脂肪酸を摂ることで血圧が低下します。
不飽和脂肪酸の植物油には大豆油、グレープシードオイル、コーン油のリノール酸、亜麻仁油やクルミなどに含まれるリノレン酸、青魚のDHAなどがあります。

オリーブオイルにはオレイン酸が含まれており、これらを摂ることで脳卒中や心筋梗塞を減らすこともできます
低脂肪乳については、牛乳を選ぶ際に注意が必要です。
牛乳には良質なたんぱく質やカルシウムが含まれており、カルシウムには骨を強くすることで知られていますが、血圧の調整も可能です。
乳製品は良いのですが、カロリーの摂りすぎにもなる可能性があるので、脂肪分が気になる場合には無脂肪乳や低脂肪乳を選ぶと良いです。

DASHダイエットは無理せず続ける

DASHダイエットをすれば毎日の食事によって高血圧を予防したり、痛風の症状を改善することにもつながりますが即効性のある方法ではないので無理をしないで気長に続けていくことが重要です。
塩分や不飽和脂肪酸、糖質など高血圧の原因になりやすい食材を控えて健康的なメニューを食べれば自然に血圧が下がり、健康的な体になる効果が得られます。

コーヒーや紅茶に入れる牛乳も普通のものではなく低脂肪乳を使ったり、料理をするときオリーブオイルやグレープシードオイルなど健康によい植物性の油を使うなど、まずは簡単にできることから実践してみましょう。
DASHダイエットを成功させようとしていきなり普段の食事を大幅に変更してしまうと慣れない食材ばかりで飽きてしまったり、途中で嫌になってしまいます。

DASHダイエットは、急激に摂取カロリーを減らして激痩せをしたり短期間で効果が出るタイプの方法ではありません。
長期的に健康的な食生活を続けて高血圧や生活習慣病を予防したり、痛風の症状を改善することができる新しい方法です。
勘違いしていきなり全ての食事を変更したり、ほかのものを全く食べないようなメニューにしてしまうと体が変化に慣れることができず、逆に健康に害を及ぼすことも考えられます。

DASHダイエットに取り組んでみようと思ったら、まずはどんな仕組みで行うものなのか理解して、不飽和脂肪酸や塩分の少ない食材について調べたり、牛乳を低脂肪乳に置き換えるなど身近なことから始めましょう。
偏った食生活をしたり特定の食材だけを使ったりするとバランスが崩れてしまいますし、急激に摂取カロリーを減らすのも体によくありません。
無理のない方法で少しずつチャレンジすることが大切です。

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